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F1カナダGP |
アロンソ強し。今季絶好調のアロンソがジンクスを破り、これまで勝てないどころか表彰台すら到達してないここカナダでも勝ってしまった。 そんなアロンソでも、今回はかなり辛かったらしく、第一スティントの序盤、2位ライコネンに背後まで迫られ、一瞬パスされそうになる瞬間も。最終シケインやヘアピンでも姿勢を乱すシーンもあり、いつになく苦しそうだったが、最後はいつも通りの優勝。 そのアロンソを唯一脅かしたライコネンは、2度のピットストップでクラッチトラブルが出たことや、リヤタイヤ装着に手間取りタイムロスした事に加え、終盤セーフティーカー出動によりアロンソとのギャップは縮まったものの、攻め過ぎてコースオフ(結局復帰して3位)。 一方、チャンピオンシップを考える上で、優勝以外もう後がないシューマッハーは、予選で5番手に止まったばかりか、スタートで出遅れたことでトゥルーリに前を抑えられ、この間にアロンソとライコネンに逃げられたことで事実上ジ・エンド。終盤のセーフティーカー導入で彼らとのギャップは縮まったものの、前との間に周回遅れのクルマが数多く入っていた事、残り周回数が余りにも少なかったため、アロンソを脅かすまでには至らなかった(ライコネンがコースオフしたことで3位から2位に上がったことはラッキーだったが)。
これで1位アロンソと2位シューマッハーとのポイント差は25ポイント。前回からさらに2ポイント広がってしまった。ポジティブに考えればたった2ポイントで、ダメージを最小限に抑えたと言っていいのだけれど。 でもどのみち、今後全てシューマッハーが優勝しても、アロンソが2位に入り続ければ、シューマッハー149ポイント、アロンソ156ポイントで、もう既にシューマッハーの自力タイトルはないんだよなあ。
まあ、どこかでアロンソが3回ほどノーポイントのレースがあれば、状況は一変するんだけど。
コンストラクターズでも、シュー&マッサのワンツーで全戦行けば可能性あるけど、シュー1位、アロンソ2位で行けば、マッサは全戦3位に入り(これが難しいか)、なおかつフィジケラはその後ろの4位だとしても2回ほどノーポイントになってもらわなくてはいけない。
フェラーリ厳しス。。。
アロンソのリタイアが続き、シューマッハーとライコネンもポイントを稼ぎぐいぐい迫ってくる…そんな風になれば面白いのに。
ルノー、たまには壊れて欲しいス。
優勝争いには絡まなかったけど、今回は地元ジャックは力強い走りをしてたなあ。最後は汚れたラインに乗ってしまい、クラッシュしちゃったけど、2 回目のピットストップまで、チームメイトのハイドフェルドの前を走り、6番手を死守していた。ただ、それまでの走りをタイセンが評価するのか、あのクラッシュで怒るのかは分からないけど。 あと琢磨。あのまま完走してたらモンテイロを抑えてMF1の前で完走という快挙を成し遂げるところだったのに。だけど正直辛かったらしい。ビルヌーブのクラッシュ後のセーフティーカー導入中にピットに入ったモンテイロはニュータイヤで追い上げてきたから、琢磨は必死だったらしい。エンジンもパワーベストモードにして逃げようとしたが、1レースで使えるラップが決まってるらしく、ストレートだけスイッチ入れて、エンジンをセーブしながらの逃げ走行だったとか。だからクラッシュしなくても抜かれてた可能性は高い。だけどあの走りは、チームスタッフのやる気をさらに上げたと思う。
来週はインディアナポリス。昨年はミシュラン事件でおかしなレースになっちゃったけど、今年は大丈夫でしょう。来週はどうなるかなあ。。。
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